▶ 2008.08 葛藤

友達と飲んでいるときに、ふと質問されました。

「お父さんはどうして亡くなったんですか?」

突然だったので、私は言葉が出てきませんでした。

そんな私を見て、「やっぱ病気ですか?」と聞いてきました。

「まあね。」

これが私の精一杯の返答。

相手の反応が怖くて、正直に言えない…。

嘘を言った後に自己嫌悪が。

 

父の亡くなり方は普通じゃない。

普通の人に話したら変に思われる。

 

父のことを認めてあげられない、そんな自分が許せませんでした。

でも、本心はね、正直に話せるようになりたいんです。

父は自分で選んだ道を進んだだけだから。

父は最後の最後まで精一杯がんばったはずだから。

誰よりも苦しかったのは父自身のはずだから。

だからこそ、父のことを認めて、正直に話したい。

…多分、話せないってことは、まだ父のことを認められないってことだと思う。

中高生とかって、親を友達に見られたくないって

気持ちがあると思うんだけど、それと同じだよね。

まだ、自分が大人になりきれてないだけなんだと思う。

もっと時間が必要なんだよね、きっと。