友達と飲んでいるときに、ふと質問されました。
「お父さんはどうして亡くなったんですか?」
突然だったので、私は言葉が出てきませんでした。
そんな私を見て、「やっぱ病気ですか?」と聞いてきました。
「まあね。」
これが私の精一杯の返答。
相手の反応が怖くて、正直に言えない…。
嘘を言った後に自己嫌悪が。
父の亡くなり方は普通じゃない。
普通の人に話したら変に思われる。
父のことを認めてあげられない、そんな自分が許せませんでした。
でも、本心はね、正直に話せるようになりたいんです。
父は自分で選んだ道を進んだだけだから。
父は最後の最後まで精一杯がんばったはずだから。
誰よりも苦しかったのは父自身のはずだから。
だからこそ、父のことを認めて、正直に話したい。
…多分、話せないってことは、まだ父のことを認められないってことだと思う。
中高生とかって、親を友達に見られたくないって
気持ちがあると思うんだけど、それと同じだよね。
まだ、自分が大人になりきれてないだけなんだと思う。
もっと時間が必要なんだよね、きっと。