▶ 今年の春

[ふくじゅんさんからの投稿]

 

主人が旅立ったのは 今年の春

 

主人の誕生日でした。

 

ささいな口げんかをして 私は主人に背中を見せて ふて寝してました。

 

それは夜の9時だったので 私はすっかり寝てしまい 

 

家のチャイムがなるまで 気づきませんでした。

 

主人のお母さんが 主人が居ないということを言って・・・

 

主人が寝ているはずの布団をめくったら 枕とぬいぐるみしかなくて・・・

 

それから 捜索するのは朝にならないと難しいと警官の方にいわれて

 

朝方まで 家の鍵は空けたまま 私は布団で横になっているしかありませんでした。

 

主人は午後に遺体でみつかり それからのことは もう忙しかったことしか覚えてません。

 

うつ病で 回復してきて だいぶんよくなってきてたから 私も油断してました。

 

悔しい気持ちがいっぱいでした。

 

でも 主人はきっと 生きづらい人生が辛かったのかなと思います。

 

なかなか うつ病を理解されなかったことも 辛かったと思います。

 

今 何を言っても 空回りしているような・・・

 

そんな気持ちになります。

 

私は 周りとは違う 異世界にいるような気分です。