▶ HPを作った理由

父が亡くなる前の話です。深夜2時ごろに友達から携帯に連絡がありました。

 

「おじいちゃんが自殺しちゃって・・・。何もしてあげられなかったから・・・、もし悩みとかあったらいつでも相談に乗るからね。」

 

その後、今度は私の父が自死をしました。このとき、連絡をくれた友達の気持ちが分かりました。そして、父のことを人に話すことはなかなかできませんでしたが、この友達には全てを話すことができました。それ以来、自分にできることを考え、このサイトを作るに至りました。

 

自死遺族の気持ちは、なかなか理解してもらえないのが現実です。また、普通の人にはどんな反応をされるかが怖くて、なかなか打ち明けることはできません。このホームページで同じ苦しみを抱いてる人がいることを知ってもらい、少しでも気持ちを楽にしてもらえれば嬉しく思います。

 

また、自死遺族という言葉を使っていますが、親戚や友人、会社の同僚が自死で亡くなった場合でも、大切な方を自死で亡くした人として、同じ気持ちを共有できると私は考えています。恋人や友人といった方を自死で亡くしたけど、遺族じゃないから気持ちを受け止めてくれるところがない、といった悩みを持った方にもこのHPを見て頂きたいと思っています。